とうとう最終日．夕方まで論文執筆を続け，その後，ロジャーと最後のミーティング．論文の出来栄えはよくないが，一応，形にはなったので，ロジャーからこれといった文句は出ず，胸をなでおろすことができた．

その後，ハッピーアワーににごり酒を持ち込んで，お別れ会．「英語論文の書き方」の先生も駆けつけてくれ，英語の書き方の本をいただいた．ロジャーからは，スピーチのあと，いくつかのコロラド記念グッズとともに，以下の本をいただいた．

Blink . The Power of Thinking Without Thinking
どうやら，物事の本質の捉え方について書いてある良書らしい．送別ギフトとして気に入った本をあげる，というのもいいアイディアである．

スピーチでは，この本と関連して，プロフェッサーの心得として「人を外見や年齢などで判断してはいけない」ということを諭してくれた．

こうして私のコロラドでのアメリカ運動生理研究生活は幕を閉じた．

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