July 24, 2006
脳内ボルテージ
ここ数週間,査読の依頼が来ないので,みんな私が引越しするのを知って気遣ってくれてるのかなと安心していたら(そんなことある訳ない),久しぶりに査読依頼が回ってきてしまった.
「げっ,どうしよう」と思いながら,新しいエディターからの依頼なので受けておいた方がいいような気もする.メッセージをよく読んでみると,〆切は8月30日という.何だ,やっぱり気遣ってくれてるじゃん(そんなことある訳ないって),とOKすることにした.アメリカ学術界はバケーションモードでゆっくりになっているのかもしれない.
ラボも,バケーションから帰ってきた人達でにぎわっている.しかし,実質あと5日しか働けない私は,そんなモードとは正反対.この数日で論文を形にしなければならない.私の席は,みんながおしゃべりしたり実験したりする一番騒がしい所にあるので,耳をふさいだりヘッドホンで音楽をかけたりするが,そちらの方に気がいって効き目がない.
こうなったら,集中力のみ.ガーッと脳内ボルテージを上げ,周りからの入力を精神的にシャットダウンして論文書きに集中.
やればできるものである.数時間で,論文書きが随分と進んだ.ただし,その後はまるで筋トレ後の筋肉痛のように,脳疲労(?)由来の頭痛がズンズンと襲ってきた.まあ,これは夕方にある液体を飲んだら簡単に治ったのだが.
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