February 15, 2006
カレッジ単位の新規採用
大学の教員採用には,いくつかのパターンがある.一番ありがちなのは,他大学への移動やリタイアでできた穴を埋めるため,似た分野の人をディパートメントが採用するパターン.いわゆる欠員補充である.
次にありがちなのが,ディパートメントの中で,ある分野をこれから強くしていこうと,カレッジから枠(予算)をもらい,新たに追加要員としてディパートメントが採用するパターン.あまり成長力のないディパートメントでは前者が多いが,成長力のあるディパートメントでは後者が多い.この場合,追加要員による大幅な成長を目論んでいるので,厳しく吟味して将来性の確かな人を採用し,その人が成功するための十分なサポートをするが,その分,期待度も大きい.私のインタビューはほとんどがこの後者パターンであった.
今回はもう一つのパターンで,カレッジとしての新規採用である.大学が打ち出した将来構想を実現させるよう,各カレッジもそれに貢献する将来構想を練っていく.その構想の一部として,重点研究領域を設定し,その専門家をカレッジ単位で新規に採用するのである.
今回の重点研究領域は,Agingである.ディパートメントではなく,カレッジとしての採用なので,選考委員は各ディパートメントのヘッドを中心として構成されている.9人の選考委員のうち,私の専門分野のディパートメントからの委員はたったの2人で,あとは心理学,スピーチ学?,旅行学,工学など,専門外の専門家達なのである.この人達が,私の研究内容がいかに他の分野と関わりを持つ可能性があるかどうかを探りながら,私を評価していくようだ.
インタビューに呼んだ候補者は全ディパートメントあわせて9人で,私の専門分野のデパートメントからは私しか選ばれていないらしい.インタビューの後,この9人の中から,ディパートメントに関係なく3人を採用するという.
今日のスケジュールは以下の通りであったが,今日1日かけて,この仕組みがわかったのが一番の収穫であった.
8:45 Faculty3(他学部)と朝食
10:00 Faculty4(他学部)と面談
10:30 Faculty1と面談
11:30 Faculty5,Faculty6と面談
12:15 院生(1名)と昼食,キャンパス案内
1:30 セミナー準備
2:00 セミナー
3:15 カレッジのDeanと面談
4:00 ホテルに帰還
6:30 Faculty7,Faculty8,Faculty9(いずれも選考委員)と夕食