January 12, 2006

インタビューは求愛大会

とうとうインタビュー当日.今日のスケジュールは以下の通り.
 5:00 起床
 5:30 ホテルで発表練習
 8:30 出迎え(選考委員長=Faculty1)
 9:00 選考委員達と質疑応答
10:00 Faculty2と面接
10:20 Faculty3と面接
11:00 CollegeのAssociate Dean(お偉いさん)と面接
11:45 Faulty4(別Department)と面接
12:15 Faculty5,Faculty6と共に昼食
 1:30 Faculty7と面接
 2:00 Faculty8(選考委員)と面接
 3:00 セミナー準備
 4:00 セミナー
 5:00 Faculty9(選考委員)と面接
 6:00 選考委員長,Faculty10(別Department)と共に夕食
 8:30 ホテル帰還(選考委員長)

アメリカ人のハイテンションに負けないように,意識的にテンションを高くしてインタビューに臨むことにした.まず,しょっぱなの選考委員達との質疑応答では,最初に大学とDepartment,positionのおおまかな説明がされて,その後は主に次のような質問をされた.
Why do you want to leave the current position?
Why did you apply for this position?
What is your ideal position?
What is your uniqueness in your study?
What is your research project that can attract extramural funding?
最初の2問は電話インタビューでも聞かれたので,どうやら定番の質問のようである.やはり電話インタビューのように延々と質問攻めされるのか〜と身構えはじめていたのだが,10分もしないうちに質問攻撃はあっさりと終わってしまった.どうやら,最初の10分ほどで,とりあえずお互いが(勘違いではなく)求め合っている立場であることが確認されたようである.

そこからがもう大変.この大学が,このDepartmentが,そしてこのポジションが如何に魅力的であるか,如何に私の希望にあっているかが次々と宣伝され,とどまるところをしらない.話を聞いていると,まるで自分のために用意されたポジションであるかのように勘違いしてしまいそうになってしまう.その勢いで,私もこのポジションのxxが気に入った,自分にあっていると,相手をべた褒めしてしまう.まるで節操を失った求愛大会のようである.

あっという間に1時間の求愛大会は終わり,次から次へといろいろなFacultyとの面接が行われた.どのFacultyに会うときも常にハイテンションで,その人の言っていることに対してどんな質問をすべきか,頭はフル回転である.

といっても,Facultyとの面接も実は求愛大会.その人の研究内容の説明が終わるやいなや,如何にこの環境がいいかが,それぞれの視点で次々と宣伝される.「こんなにいい環境なので君に是非来てほしい」と言わんばかりだ.

まるで,自分が引く手数多のとても優秀な人かのように,勘違いしそうになってしまう.「そんなことはない.他の候補者にも同じように言っているんだ」
と頭では思おうとしても,こんなに求愛されると気分は悪いものではない.調子に乗って,気がつくといつの間にか自分も求愛発言をしてしまっている.

その勢いに乗って研究発表も「私を見てください」と言わんばかりに快調に終えることができた.精神的な影響とは恐ろしいものである.

その後,夕食を食べてからホテルに帰ってきたが,1日中高めていた知的テンションと求愛テンションを鎮めるのが大変で,なかなか寝付けなかった.



shinojpn at 00:00│Comments(0)TrackBack(0) 研究 

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