January 09, 2006
初インタビューにむけて
インタビューが数日後に近づいているがなかなか準備がすすまない.しかし,先週末は渋々ながら妻子から時間をもらい,何とか発表スライドを作り上げ,発表原稿も何とか書き上げた.暗記は大の苦手だが何とか発表原稿を覚えようとも努力した.しかし覚えられた自信は全くない.
そして今朝の発表練習.発表原稿を思い出そうとしながら発表するが,思い出せないところが次々と出てきて,段々何を言っているのか自分自身でわからなくなってきた.思い出せないと益々焦ってしまうので,そのうち,思い出せそうにない自信のない内容は予め飛ばしてしまうという荒技を使っていると,段々とスピードが速くなっってしまった.
これまでの自分の発表の中で最悪のものになってしまった.発表が終わった直後,楽天的な自分としては珍しい程の嫌悪感に見舞われた.みんなの顔も渋い顔だった.ロジャーも渋そうな気持ちを顕わにしつつ,ジョブトークで周りが評価するのは以下の4点であることを教わった.
1 発表の仕方がよいか
2 科学的手法,視点,解釈がしっかりしている内容か
3 助成金が取れそうな内容か
4 最新のあるいはレベルの高いテクニックを使っているか
そして,2−4は申し分ないが,予想通り1が問題有り,と指摘された.そしていくつか貴重なアドバイスをしてくれた.明後日水曜日には出発だが,練習して明日火曜日にもう一度練習を聞いてくれるという.なんとありがたいことだ.
しかし,いくら練習をしても,記憶力の悪い私が明日までに原稿を覚えられるだろうか?そんな不安を抱えて憂鬱になりながら,家に帰って妻と話していると,面白いアドバイスをもらった.
私は完璧主義だから,準備をしっかりして自信を得るタイプらしい.しかし,準備がしっかりできずに自分自身で完璧でないことを自覚していると,それが大きな不安になってまともにできないらしい.一方,私の良いところは,物事を筋道建てて丁寧にわかりやすく説明するところらしい.
つまり,準備がしっかりできていない(そしてこの数日ではできないであろう)暗記物に頼るのは最悪である,と.裏を返せば,スライドを見て,一つ一つその場で説明していけばいいだけではないか.問題はその場で英語表現できるかどうかだが,暗記物よりはそっちの方がマシだと思う.
「自分の良いところを強調するのがプレゼンテーションで魅せる秘訣よ」 若い頃,採点スポーツの厳しい世界でしのぎを削ってきた妻は,こういうことはよく知っている.「欠点の克服に時間をかけるより,長所を伸ばせばいいんだから,楽でしょ.」
随分と気が楽になった.オマケに「今回のインタビューは,単なる自己紹介のつもりでいけば」とも言われた.「だいたい,日本から来てたった数年で認めてもらおうなんて甘いんじゃない?」と.
言われてみればそうかもしれない.欲を出さず,今回は道場訪問をさせていただく気持ちでいこう.家庭内でこんなに有効な心理カウンセリングを受けられるとは思ってもみなかった.