December 19, 2005
お見合いコンサルタント
結婚相手に求める条件はサンコウ(三高:高学歴,高収入,高身長)などという言葉が流行った時代があった.私が一高(高学歴,低収入,低身長)なのを皮肉って,どうせ一高ならば(低学歴,高収入,低身長)が良かったのに,と私は言われたりする.
そんなことはどうでもよい.今日,大学にいるお見合いコンサルタントと面会してきたら,アガデミズムで採用相手に求める条件もサンコウらしいことがわかった.ちなみに私が会ったのは,プロフェッサー職を得るために色々なアドヴァイスをしてくれる人のことであり,そういうシステム・人がこちらの大学には存在している.今までは,関連のワークショップやセミナーに出ていたりしていたが,私個人の話が具体的になったので,色々と心配になって個別にコンサルトしてみたのである.勿論,無料.
さて,ではこのサンコウとは何か.それは好業績,高収入,好印象らしい.好業績とは論文業績がしっかりしている人のこと,そして高収入とは高いお金を外部からグラントとして取ってくる人のこと.外部からグラントを取ってくると,それに上乗せしたお金が大学に収入として入ってくるからである.この2つは,応募者のCV(履歴書)を見ればわかるので,それに基づいてインタビューに呼ぶ人を決める,ということである.
しかし,写真も貼られていないCVからは好印象かどうかはわからない.好業績,高収入の人は,人より秀でているわけだから,どこか人とは違っていて,それが周りの人にとって気分の悪い変わり方の危険性もある.一旦採用したらそれなりの長い期間,その人は仕事仲間になる.その人は仲間として心地よく仕事ができるようなタイプの人か,つまり,候補者が好印象かどうかを見極めるために,インタビューで呼ぶ,という目的が大きいそうである.なるほど...
では,どういう人が好印象なのか.一番大切なのは,発言や考えがすべてポジティブな方向に向かうことらしい.学者というとクリティカルに物事を考えることが重要視されそうだが,そういう能力は既にCV上でわかっているので,実際に会って大切なのは,ポジティブな姿勢だと.その他にもいろいろあったが,書いていたらきりが無い.
しかし,このお見合いコンサルタントは大したものだった.初めてなことで色々な心配が混ざり合ってネガティブな気持ちでコンサルトが始まったのに,帰る頃には,何だ,インタビューなんて簡単じゃない,と私がポジティブな気持ちになって笑顔でそそくさと出て行っている自分に気づいたのである.
そうそう,今日はもう一つ,ある小都市D大学からもインタビューのお誘いがきた.インタビューには大体3人呼ぶらしいので,確率的にはどこかに決まる可能性が出てきた.「それで決まらなかったら笑えるね,まあ今の家は気に入ってるからそれでもいいよ」と気楽に笑っているのは,サンコウではない私と一緒に暮らしているポジティブな人である.
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この記事へのコメント
小さな大学でも Nature, Cell, Science の論文を持った人が候補者になっていて「なかなか厳しいなー」と求職活動中思いました。